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2026年9月16日

足場材はメーカーで何が違う?
アンチの溝あり・溝なしと、支柱のコマの向きの話

「くさび式足場」とひとくちに言っても、作っているメーカーは何社もあります。 そして、同じ用途の資材でもメーカーによって形も値段も違います。 アンチ(踏板)に溝があるものとないもの、支柱のコマの向きがわずかに違うもの。 現場で毎日使っている方でも「言われてみれば」という違いがあり、 実際にお客様からご指定やお問い合わせをいただく部分です。 この記事では、中古足場を毎日仕分けしている立場から、 メーカーごとの違いと、買う時・売る時に見ているところをまとめます。

同じ「くさび式」でも、メーカーは一社ではない

くさび式足場は、複数のメーカーが同じ規格に合わせた製品を出しています。国内でもっとも普及しているのは、支柱のコマ(くさびポケット)の間隔が450ミリのタイプで、一般にAタイプと呼ばれます。このタイプは各社の製品どうしで組み合わせられるため、中古市場でも一番よく出回っています。

ほかに、踏板側にもくさびが付いて間隔が475ミリのタイプ、くさびが板状になっているタイプなどがあり、これらはAタイプとは混ぜて組めません。

まず確認するのはここ

お手持ちの資材が「コマの間隔450ミリのタイプ」かどうか。ここが合っていれば、メーカーが違っても組み合わせられる場合がほとんどです。分からない場合は、支柱の写真を1枚お送りいただければ、こちらで確認します。

アンチの「溝あり」「溝なし」は、メーカーで分かれる

足場の床になるアンチ(踏板・布板)には、踏み面に細長い溝が入っているものと、溝がなく平らなものがあります。これは製品ごとの作りの違いで、メーカーによって溝があるもの・ないものが分かれています。

新品の定価で見ると、溝が入っているものの方が高い傾向があります。溝なしのものは、比較的お求めやすい価格帯の製品に多く見られます。

どちらが良い・悪いではなく、「そろえたい」という話

お客様とお話ししていて多いのは、「溝なしで揃えているから、溝なしがいい」というご指定です。逆に溝ありでそろえている会社様もいらっしゃいます。

つまり、溝なしだから悪いという印象を持たれている方はほとんどいません。とにかく現場の資材を統一したい。これが一番の理由です。混ざっていると見た目が不ぞろいになりますし、管理もしにくくなります。

当社では、溝ありのものも溝なしのものも、どちらも買い取り・販売しています。買い足しをお考えの場合は、いまお持ちの資材がどちらかを確認したうえで、同じ方をご案内します。

「いまある資材と同じものが欲しい」もご相談ください

写真を1枚お送りいただければ、同じタイプの在庫があるかお調べします

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国産と海外製で、値段がはっきり違う

メーカーによる値段の差には、生産している国の違いも関係しています。

比較的安い価格帯の製品は海外で作られているものが多く、国内で作られている資材は、その分価格が高めに設定されています。メーカーの担当者に聞くと、国内で作られているものは強度の面などで相応の理由がある、という説明を受けます。

ただし、海外製だから使えない、という話ではありません。実際に多くの現場で問題なく使われています。値段だけで決めず、強度の表示と、現物の状態を見て選ぶこと。これは新品でも中古でも同じです。

足場材の定価は、数年おきに変わっている

意外と知られていないのが、足場材の定価そのものが動いているということです。

鋼材の値段や海外からの仕入れ値が上がると、各メーカーは定価を改定します。過去にも、鋼材の不足や値上がりを理由にした価格改定が実施されています。

当社が仕入れの現場で見ている範囲では、ここ最近も定価を引き上げたメーカーがある一方で、据え置きのままのメーカーもあります。つまり「メーカーごとの値段の差」は、去年と今年で変わっていることがあります。

※ 具体的にどのメーカーがいつ・何パーセント改定したかは、各メーカーの公表内容をご確認ください。この記事では当社が実際に仕入れの場で確認している範囲にとどめています。手元に最新の定価表がないメーカーについては、値段の上下を断定せず「未確認」として扱っています。

そしてこの定価の動きは、中古の値段にもそのまま影響します。新品が値上がりすれば、中古の相場も上がりやすくなります。売る側から見れば、値上がりしている時期は手放し時になり得るということです。

支柱の「コマ」の向きが、少しだけ違うものがある

もうひとつ、現物を毎日見ているからこそ気づく違いがあります。支柱のコマ(くさびを差し込むポケット)の向きです。

一般に流通している支柱は、コマが450ミリ間隔で、正面にまっすぐ並んでいます。ところが資材によっては、コマの向きにごくわずかな角度がついているものがあります。真上から見ると、四角ではなく少し角が付いたような並びに見えます。

これは古い年式の資材や、一部の製品で見かけます。実際に、お客様の足場を拝見しに行った際、長年使われている資材でこの形のものを見たことがあります。

お客様からご指摘をいただくこともあります

「これ、向きが曲がっているけれど、なぜ?」というお問い合わせをいただくことがあります。また、過去にご購入いただいたお客様の中には、「コマが下がっているものは避けたい」というご希望をお持ちの方もいらっしゃいました。

使えないというものではありませんが、見慣れない方にとっては気になる部分です。ですので当社では、こうした特徴のある資材は、お売りする前にその旨をお伝えするようにしています。

買う時・売る時に、当社が見ているところ

見るところなぜ見るのか
くさび式のタイプ
(コマの間隔)
ここが違うと、そもそも組み合わせられません。まず最初に確認します。
刻印・メーカーメーカーによって定価が違い、中古の値段も変わります。混在しているかどうかも確認します。
アンチの溝の有無お客様が「そろえたい」とお考えのことが多いため、どちらかを必ず控えておきます。
コマの向き・状態わずかな違いでも気にされる方がいるため、事前にお伝えできるようにしておきます。
曲がり・サビ・へこみそのまま次の現場で使えるかどうかの判断です。買取価格にも直結します。

中古足場の値段は、品名とサイズだけでは決まりません。こうした細かい違いの積み重ねで変わります。同じ「アンチ1枚」でも、条件が違えば値段が変わるのはこのためです。

まとめ

資材のことで迷ったら、写真を1枚送ってください

「いま持っている資材と同じものが欲しい」「うちの資材はどこのメーカーか分からない」「売ろうと思っているが、値段がつくのか知りたい」。どれも、現物の写真を1枚いただければお答えできます。ホームページに載せきれていない在庫もありますので、お気軽にご相談ください。

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この記事は、足場道場(株式会社七色・愛知県名古屋市港区)が2026年9月16日に作成しました。 内容は当社が仕入れ・販売の現場で実際に確認している範囲のもので、 製品の仕様・定価・価格改定の詳細は各メーカーの公表内容をご確認ください。 在庫と値段は時期によって変わります。最新の状況はお問い合わせください。
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